たまごの豆知識
たまごの生産・流通・歴史・文化...など、
たまごにまつわる豆知識をご紹介します。
日本の生食文化
日本の生食文化を象徴する存在といえるのが「たま ご」。日本人のソウルフードといえる「たまごかけご飯」 はもちろんその代表です。ほかにも、香川で生まれて 日本中で愛されている「釜玉うどん」。そして、誰も が大好きなご馳走の「すき焼き」など。 このように、生卵を普段から食べられる国って、実は 世界中で日本しかないのです。
たまごの国別消費量
日本における、1 人あたりの年間鶏卵消費量がどれぐらいか、ご存知でしょうか。 その資料が以下となります。
年間1 人当たり鶏卵消費量(2020 年) |
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1 位 メキシコ 380 個 |
2 位 日本 340 個 |
3 位 コロンビア 325 個 |
日本人は世界でもトップクラスのたまご好きな国民といえます。
生食を前提とした生産体制
日本のたまごが生で食べられるのは、生食を前提とした厳しい衛生管理と、正しい賞味期限の表示制度 が浸透しているからです。
- ●日本
賞味期限14 日程度 生食を前提とした賞味期限 - ●世界各国
加熱を前提とした賞味期限(生食を禁じる地域もある)
GP センター
農場で鶏から産まれたたまごは「GP センター」へ運 ばれ、パック詰めされたお馴染みの姿に変わります。 「GP センター」とはGrading(選別)とPacking(パッ ク詰め)の頭文字を取った略称で、たまごを洗浄、乾燥、 検査、計量してパック詰めを行う工場のことです。
タマリエ
「タマリエ」とは、「タマゴのソムリエ」のことです。「タマゴの ソムリエ」とは、たまごについての知識を正しく理解した人々 に与える称号です。「一ツ星・三ツ星・五ツ星」の3 ランクの資 格を取得できます。タマリエの資格を取得した人は、たまごの 素晴らしさを世に広めていく伝道師として元気に楽しく活躍す ることを期待しています︕
輸出と輸入
日本のたまごは、安全性の高いたまごとして香港などアジア圏を中心に輸出されており、家庭向けの消 費を伸ばしています。
一方輸入については、海外から乾燥卵を輸入しています。乾燥卵白は畜肉製品や麺類に、乾燥卵黄や乾 燥卵はパン類などに使用されています。
抗生物質について
たまごに抗生物質が残留していないか心配される方がいらっしゃいますが、たまごには抗生物質は一切 含まれていませんので安心してください。たまごは、ほぼ100%国内産。飼料安全法により抗生物質、 抗菌製剤の使用は一切認められておりませんので、国内産のたまごには、これらの物質は含まれていま せん。