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たまご知識普及会議

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たまごに詰まった「5つの価値」

たまごに詰まった「5つの価値」

みんなを笑顔にするマルチプレーヤー

主役でも脇役でも美味しい

たまごは、料理の主役としても脇役としても大活躍する、魅力たっぷりの食材です。
主役としてたまごが輝く料理として、まず思い浮かぶのはたまごそのものを味わう、たまごかけご飯、目玉焼きやゆで卵、オムレツ。半熟に仕上げた黄身のとろりとした味わいや、ふんわりした白身の食感がたまりません。
また子どもたちが大好きなオムライスや親子丼はメインディッシュとして、玉子焼きや茶わん蒸しは副菜として食卓を彩ります。たまごの華やかな色合いと優しい味わいに心までほっこりします。休日のブランチには、贅沢なエッグベネディクトはいかが?ポーチドエッグのなめらかさが、舌の上で踊ります。

主役でも脇役でも美味しい

一方、脇役としてのたまごも負けていません。ハンバーグやミートローフのつなぎに生卵を使えば、ふっくらジューシーな仕上がりに。
また、たまごはお菓子作りでも大活躍。ふわふわのメレンゲがシフォンケーキを軽やかに仕上げ、たっぷりの卵黄がクリームブリュレの濃厚な味わいを演出します。クッキーやマドレーヌにコクと風味を与えるのも、たまごの隠れた才能です。

主役でも脇役でも美味しい

和食、洋食、中華、エスニックと、どんな料理ジャンルでもたまごは大活躍。料理を作る人の想像力次第で無限のレシピが生まれる可能性を秘めています。そして、主役としての存在感を放つ時も、脇役として料理を引き立てる時も、その味わいは格別。
たまごは料理の幅を広げてくれる頼もしい味方。毎日の食卓に、たまごの魔法をかけてみませんか?きっと、家族の笑顔を引き出す素敵な一品に出会えるはずです。

"変幻自在"に食品を美味しくする"食の半導体"

たまごは、変幻自在に料理を美味しくする「食の半導体」ともいえる食材です。その多彩な特性で、さまざまな料理に驚くべき変化をもたらすのです。

まず注目したいのがたまごの「熱凝固性」。たまごは熱を加えると固まるという性質があります。目玉焼きやゆで卵ではこの性質を活用した料理で、固まり具合でさまざまな食感が楽しめます。卵白と卵黄が固まる温度の差を利用して作る「温泉卵」の味わいは料理のアクセントとしても秀逸です。また、だしと合わせて加熱する茶碗蒸しではなめらかな口当たりを演出します。

次に、卵白が持つ「起泡性」。卵白をかき混ぜると細かい空気を含んだ泡ができます。空気をしっかり保持しているので、スフレやお菓子作りに使えば、ふわふわの軽やかな食感が生まれます。シフォンケーキの豊かなふくらみも、この力を利用したものです。

さらに、たまごの持つ「乳化性」も身近なところで活躍しています。普通混ざりあわない「油」と「水分」を混ざるようにできる性質です。この力が活用されているのがマヨネーズやドレッシングです。卵黄に含まれるレシチンというたんぱく質が、反発しあう油と水分(お酢)を中和させる働きを持っているんです。なめらかに乳化することでコクのある味わいを生み出します。

また「つなぎ」としてのたまごの力も見逃せません。ハンバーグやつくねの肉だねに加えれば、ふっくらジューシーな仕上がりに。お好み焼きの生地に混ぜれば、しっとりと焼き上がります。

「変幻自在」に食品を美味しくする食の半導体

華やかで元気がでる色彩

たまごの色彩は、食卓に華やかさと元気を届ける自然の贈り物です。 例えば、朝食の目玉焼きの黄身の色は、太陽のような明るさで一日の始まりに活力を与えてくれます。オムレツの優しい黄色もほっこりとした温かさを感じさせてくれるでしょう。
ゆで卵を半分に切ると、白と黄のコントラストが鮮やかです。これをサラダに添えれば、彩りがぐっと豊かになります。ゆで卵とマヨネーズを合わせたたまごサラダのパステルイエローは、春の陽気を思わせ、お弁当箱におさまった玉子焼きの黄金色は、いつもの安心と温かな気持をもたらしてくれるはず。

デザートでもたまごの色彩は大切な役割を果たします。カスタードクリームの優しい黄色は、心なごむ甘さを予感させ、プリンの色とカラメルソースのコントラストも食欲をそそります。
卵黄の黄色だけでなく、卵白を使ったメレンゲやシフォンケーキは、その清らかな色が、心を軽やかにしてくれるでしょう。
このように、たまごの色彩は料理に命を与え、朝の元気、昼の活力、夜の癒しと、いつも私たちを応援してくれます。たまごの色彩を活かした料理で、毎日の食卓をもっと楽しく、元気にしてみませんか?

華やかで元気がでる色彩

地域ごと季節ごとの食文化で活躍

たまごは、世界や日本各地の食文化に深く根付いた食材でもあります。

世界の食文化とたまご

イースター

イースター
イースターはキリスト教の重要な祭りで、春の到来を祝います。たまごは「新しい命」や「復活」の象徴として、さまざまな形で利用されます。特に、カラフルに染めたたまごをお家や庭に隠して、子どもたちが探し出すエッグハントなどのイベントでも活躍します。

メキシコのたまご料理「ウエボス・ランチェロス」

メキシコのたまご料理「ウエボス・ランチェロス」
トルティーヤの上にたまごをのせ、トマトソースやチリソースで仕上げたメキシコの料理です。
朝食として人気があり、一皿で栄養もボリューム満点で一日の始まりにぴったりです。

日本の食文化とたまご

たまごかんてん
出典:うちの郷土料理‐農林水産省Webサイト

たまごかんてん
秋田の伝統的な郷土料理で、寒天に溶きたまごと砂糖を混ぜて、固めた料理。溶きたまごを固めたり、ゆでたまごを崩して固めたり、調理方法はさまざまです。乾物として保存が効くので、冬が長い秋田では保存食として重宝されてきました。

たまごふわふわ
出典:うちの郷土料理‐農林水産省Webサイト

たまごふわふわ
静岡には、江戸時代の料理を復活させたという「たまごふわふわ」が。塩、薄口醤油、こしょうで味付けしただし汁に流し入れたたまごのふわふわ食感と優しい味わいは、袋井市内の飲食店で楽しめるほか、家庭でも作られます。

だし巻きたまご

だし巻きたまご
関西では、古くから、出汁を贅沢に使って作るだし巻き玉子が定番。出汁のうまみとたまごの風味が溶け合うハーモニーが美味しさの秘訣です。

チキン南蛮
出典:うちの郷土料理‐農林水産省Webサイト

チキン南蛮
九州・宮崎県を代表するたまご料理の一つ。溶き卵にくぐらせてから揚げた鶏肉に、甘酢ダレをからませ、タルタルソースをかけるという組み合わせが絶妙です。

ゴーヤーチャンプルー
出典:うちの郷土料理‐農林水産省Webサイト

ゴーヤーチャンプルー
沖縄を代表する伝統的な家庭料理で、苦味のあるゴーヤーを島豆腐やたまごと炒めたもの。
ゴーヤーをたまごと一緒に炒めると、苦みがマスキングされて、味がまろやかに仕上がります。

このように、たまごは全国で、その土地ならではの食材や調理法と見事に融合し、地域の食文化にも欠かせない存在となっています。あなたの地元にも、きっとたまごを使った特別な料理があるはず。探してみると、新たな発見があるかもしれません。

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